ファセット分類

1930年代、インドのある図書館学者は、新しいタイプの分類法を考案しました。従来からあるトップダウン方式の単一分類法ソリューションに内在する問題と限界に気づいていたので、ドキュメントとオブジェクトには多面性がある、つまり「ファセット」があるという観念のもとにシステムを築き上げました。旧式モデルの出す問いは「これはどこへ置けばいいか」というものでした。これは物質的な世界でのエクスペリエンスと深く結びついており、1つの品目には1つの場所という考えを持ったものです。それに反して、ファセットアプローチが出す問いは「どうこれを記述できるか」というものです。多くのライブラリアン(図書館員)がそうであるように、彼もまた理想主義者で、一度に1つの分類と言う原則を使いながら、複数の「純粋な」分類法を築かなければならないと主張していました。あらゆるものを整理するために、普遍的な5つのファセットを提案しました。それは、「Persona1ity (擬人観、動物学)」、「Matter(無機物、加工した対象物)」、「Energy(動作、テーマ)」、「Space(場所)」、「Time(時)」の五つです。確かに一理ありますが、経験上、あまりその提案による普遍的なファセットを利用しません。かわりに、ビジネス世界で一般的なファセットとして、「Topic(トピックス)」、「Product(製品)」、「Document type(ドキュメントタイプ)」、「Audience(顧客)」、「Geography (地理)」、「Price(価格)」を含んでいます。本当に行っていることは、ファセットデータベースの構造を、Web上で、より同質のドキュメントとアプリケーションの混合物に適用することなのです。

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